バイト決まるまでやることがないので期間空けずに更新します。

私の推し、哀しいかな黙って待ってて供給を受けられるほど村が賑わしくないので、必然的に積極的なサーチが必要になります。村を燃やせ
TweetDeckで「ファントム FGO -phantom」(「ファントム FGO」だけだとTwitterIDに「phantom」が含まれている人も引っかかってしまう/実際結構な数そういうユーザーが引っかかる)の検索タブを常時開いているので、そこを覗けば時折イラストやファントムに関するツイートが転がっているのですが、よく見かけるツイートが

「なんでファントムは”オペラ座の怪人”なのに顔が綺麗なの」
「FGOファントムは醜くないので解釈違いで推せない」

私はFGOファントムから『オペラ座の怪人』に触ったクチなので、元々『オペラ座の怪人』が好きな人たちと比較してFGOファントムの設定についてあまり固執してないというか、解釈違い、といった感情を持ったことはありません。あまりこだわりのないいい加減な性格ってのもありますし、何か基となるものと推しを比較して推しの設定の乖離をどうこう言うよりも、推しの設定を肯定的な形でこじつけたいタイプだからです。

話を戻して上記のツイート、一理ある。
第一グラ、第二グラはさておき第三グラでなんで綺麗な顔(と眼鏡)になるんや、最終再臨とかただのイケメンやんけ、というのは最もな疑問です。
そこに関して以前縞うどん先生がTwitterで質問募集していた時にファントムの容姿設定について質問をしたことがあるのですが、その時には「自分から色々言うのは控えますみなさんの解釈にお任せします(意訳)」的なお答えを頂……いたような気がします。確か。スクショ撮っておけばよかった。うん、だいたいそんな感じのお言葉を。
(ただまあ先生から明確な答えを引き出したかったわけではなく好奇心程度で、あとこれを言うと元も子も無いんですが質問する前から多分そこまでの答えはないんやろなあ、と思ってました。神が質問募集してたから乗るしかないこのビッグウェーブにみたいなノリ。うどん先生を讃えよ)

『オペラ座の怪人』と言えば、舞台に興味がない人でも1度は聞いたことがあるであろう超有名タイトル。先日も静岡や東京で公演やってましたね。
もう少し知っている人なら「醜い怪人がいろいろやらかして最後はしぬ話」くらいの認識はあることでしょう。怪人は醜い。そう、怪人は醜いのです。基本は。
なまじ知名度があるだけに、誤解(というと言い過ぎかもしれない)を招きやすいのですが、結論から言うとFGO世界においてはファントム・オブ・ジ・オペラはオペラ座の怪人のモデルであって、オペラ座の怪人そのものではない。とあるので多分きっとそう
このモデルという言葉がまた曖昧な部分で、FGO世界の『オペラ座の怪人』と「オペラ座の怪人」の立ち位置について色々考察することを余儀なくされます。まーそこが面白くて毎日毎日Twitterで同じ話をぐるぐるしてるわけです。答えはまだない。
オペラ座の怪人そのものではないから醜くなくてもいい、ということにはなりませんが、「醜くないことの理由」には出来ると思います。なんかこう、解釈の鍋をかき回せば。
だからつまり、「醜くないことには理由がある」として解釈をぺたぺたくっ付けてもいいし、「いやそれでも醜くないのはおかしい」としてありのままのファントムを見るのもいいのです。それは人それぞれです。
この辺については後で話します。

そしてここからが問題というか、本題というか。本題の問題です。

・ファントムの設定に関する重要な部分(或いはヒント)については、通常ペースのプレイではなかなかお目にかかれない
・本来キャラクター掘り下げの場であるはずの『幕間の物語』で「ファントム・オブ・ジ・オペラ」というキャラクターの本質について何一つ語られていない
・というかファントム関係全部目を通してもよくわからない


先程少し述べた通り、「(容貌も含めて)何でFGOファントムはこうなってるの」という疑問について、具体的な回答自体はありませんが、解釈のヒントはゲーム内にちゃんと存在します。一応。オペラ座の怪人のモデル云々の文章とか。
それ以外にも何点か転がっているのですが、それを入手する手段が結構限られているのです。
具体的には絆3マテリアルバレンタインの個別シナリオ、そして絆礼装
ついでに言えばFGOマテリアルⅡ(書籍)のうどん先生のコメント辺りですかね。
監獄島はどうだろうか。私実際プレイしたことないのではやく常設してください。
話戻して絆3(ここにモデル云々書いてある)はまだいいとしても、バレンタインでチョコを渡したり、絆10で貰える礼装の紹介文読んで初めて得られるヒントってのはなかなか敷居が高い。しかも大抵ヒントどまりなので、各自解釈が必要です。
つまり「なんでFGOファントムはこうなんだ」という疑問から始まって道中ヒントを拾い上げて自分で噛み砕いて「なんだそういうことか」という納得にたどり着くまでが長い。
そのぶんそこまで進めると確実に心をガシッと掴まれます。「お、お前~~~!!!お前ってやつは~~~!!!!!!」となることは間違いないです。ただ遠いだけで。

だからこそ最初は『オペラ座の怪人』ファンほど構えてしまうでしょうね。
特に何も思わなければ「オペラ座の怪人、マスターをクリスティーヌ呼び、ふーん変な奴だなあ」くらいでいいのですが、好きな人ほど「おっオペラ座の怪人……あれあんまり醜くなくない?この鉤爪は何?え、マスターをクリスティーヌ認定?マジ?」とぐるぐるしてしまうのではないか、と。邪推ですが。
「それにはこういう理由があるんですよ」とゲーム側から提示されているならば「そういう理由でFGOファントムはこういう設定なのね」と納得できるんでしょうけど、具体的な提示が今のところないので。


シナリオにはそれなりに登場しているものの、大抵はその場その場の悪役としての出演になりますので、彼の設定について分かるかと聞かれると、なんとも。
新宿は……うーん……バーサーカーだしカルデアのファントムより更に狂気を得ているというか……もしあれが本質だとしたら「彼の設定について分かる」ということなんでしょうけど……「モデルの青年云々」にはノータッチなので個人的には微妙。
幕間2の実装はよと言っているのにはこういう理由があります。幕間1はクリスティーヌ連呼してるだけだし

なので普通のユーザーは勿論、元々『オペラ座の怪人』ファンだったユーザーにもファントム・オブ・ジ・オペラがどういう男なのか非常に伝わりづらいのです。
そりゃ初見で全てが分かるキャラなんていませんが、全部見てもよく分からんキャラ、それがファントム。良く言えばミステリアス。
必然的に「ファントムを知る→好きになって推す」というルートを辿りづらく、「ファントムに一目惚れする→ファントムを知る」ルートに限られてくる気がするんですよね。
「キャラを知って好きになる」ってのはFateに限らずどの作品でも大切なルートだと思うのですが知るまでの道のりが遠い。ただバレンタインのファントムシナリオを見て好きになった、という方はかなりいるみたいです。繰り返しになりますがバレンタインと絆礼装は「お、お前~~~!!!お前ってやつは~~~!!!!!!」ってなりますよ!!!ほんとに!!!

それとご存知の通りファントムは精神汚染A持ちです。会話すらロクに成立しないキャラです。
「歌うように話す」という相当なクセの持ち主。私はそこがだいすきなんですけどね!
ただでさえ言っていることがよく分からないのに本人のことも分からない。これは大変です。
同じ精神汚染A持ちに術ジルがいますが、彼と違い作品(聖杯戦争)出演歴もありません。
シナリオ出演歴こそ多々あれど、キャラの本質に関するエピソードが無いのです。
印象が総じて「なんやこいつ」となるのも当然です。
ファントム沼の住民ですら未だに「なんやこいつ」と言ってます。

ネガティブな表現でざっくりメタっぽくまとめますと、「キャラゲーのキャラなのに掴みがよろしくない」ってこと。ヤバい。燃えてる村で騒ぐ村人が増えない。というか村が燃えない。いつだって村を燃やしたくて燃やしたくて仕方がないのに。
ただファントムのビジュアルは刺さる人にはめっちゃ刺さる(筈)。
黒髪で耽美で執事風で怪物っぽくてゴシックな雰囲気。好きな人は本当好きでしょ。
だからビジュアル一本釣りは出来る。逆に言えば……いや言うまい。
あとこれは偏見入ってますが男性ユーザーのファン獲得難しそうだなって最近思います。

今更ですが以上のことは完全に私見であり当然ながらファントム推しの総意ではありませんので、益にならない、又は不快に思われたらページを閉じて面白い小説でも読んでください。すみませんとは言いません。『オペラ座の怪人』とかお勧めです。

話が逸れまくってて支離滅裂で何がなんだかなので、一旦まとめましょう。
・「何でオペラ座の怪人なのに顔が綺麗なのか」「オペラ座の怪人なのにイケメンなのは解釈違い」という声が散見される
・それに関してゲーム内に明確な回答は今のところないが、解釈のヒント自体は一応落ちている
・ただしその解釈のヒントを得るまでが遠い、そして数が少ない
・「ファントムの設定にはこういう理由がある」という提示がゲーム側から無い限り、数多くの疑問が残り続ける(人によってはモヤモヤするものも)
・本人が狂気キャラ(精神汚染持ち)であるのも相まって、解釈のヒントまでたどり着いていないマスターにとって「よく分からない怖い人」どまりであり、一目惚れ勢以外には魅力が伝わらない可能性が高い
・幕間2実装あくしろ
一旦と言っといてアレなんですが、なんか凄い長くなっててびっくりしたので今回はここで切ることにします。上記のはこの記事自体のまとめってことで。

FGOのファントム・オブ・ジ・オペラという男について、ゲーム内できちっとした掘り下げを貰える日は果たして来るのか。

多分②に続く。